経結膜脱脂術。

「切らない目の下の脂肪取り」と言われるこの手術は相変わらず人気が高い手術です。

一番の理由は「皮膚を切らないから傷跡の心配が要らない」事でしょう。

したがって下は１０代から上は７０代まで幅広い年齢層の方がこの手術を希望して

当院に来院されます。

ただし、この手術はあくまでも眼窩脂肪を取るだけの手術です。

この手術でタルミが無くなるわけではありません。

本来は１０代～３０代のタルミの無い年齢層を対象に行っていた手術なのです。

では、加齢によるタルミには全く効果が無いのでしょうか。

４０代以降の方には適応にはならないのでしょうか。

一口に無い、有る、というお答えは出来ませんが、４０代、５０代の方でも

タルミの要素が比較的少ない場合は、確実に効果が得られます。

加齢による皮膚の変化やタルミは非常に個人差があります。

４０代でもタルミの要素が多い方は、「タルミ取りの手術」の方がキレイになり易い

場合もあります。もちろん脱脂だけの手術でも、膨らみが減るので現状よりは

目立たなくなります。

上の写真は４７歳の方の目の下の脱脂術の術前と術後です。

写真で見てもわかるように、右に比べて左の膨らみが多く、またタルミの要素も多かったのですが、

本人の希望によりタルミ取りではなく脱脂術をおこないました。

取れた脂肪も左が多かったのですが、左はタルミの部分が多少残っています。

でも膨らみ自体はほとんど平らになっているので、本人は大満足です。

以上のように４０代くらいまでは、タルミがあっても脂肪の膨らみが減れば

たるみそのものは残っても目立たなくなりますが、

５０代は確実にタルミの要素の方が多くなるので、脱脂術の適応になる方は

限られると思います。

６０代以降の方にはタルミ取りの手術をお勧めしています。

＊切らない目の下の脱脂術に関して詳しくはこちらから

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